一度投稿した記事内容は不定期に更新を行う予定です。

【図解】DNS (ドメインネームシステム)とは?仕組みをざっくり解説!

ざっくり図解コラム

超訳(結論)

DNSとは… インターネット上の「巨大な電話帳(案内所)」。

人間用の看板である「 ドメイン (文字)」を、コンピューター用の住所である IPアドレス に自動で翻訳します。

ざっくり理解

DNS(Domain Name System)は、私たちがインターネットを快適に使うために、裏側で休みなく働いてくれている「翻訳システム」です。

ネットワークの世界には2つの住所表記があります。

  • コンピューターが通信に使う数字の座標:「IPアドレス」(例:100.30.52.10
  • 人間が覚えやすいように付けた文字の看板:「ドメイン」(例:gazooo0-projectory.com

人間は「サイトを見たい!」と思った時、ブラウザに ドメイン を入力します。

しかし、パソコンやルーターは IPアドレス しか理解できないため、「文字のままじゃどこに通信していいか分からないよ……」と困ってしまいます。

ここで登場するのが DNS です。

パソコンが「すみません、gazooo0-projectory.com のIPアドレスを教えてください!」と DNS に尋ねると、DNS が電話帳をパラパラと調べ始めます。

そして、「gazooo0-projectory.com の IPアドレス は『100.30.52.10』ですよ!」と一瞬で教えてくれるのです。

この仕組みのおかげで、私たちは複雑な数字を暗記することなくWebサイトを見ることができています。

ちょっと詳しく①:Webサイトが表示されるまでの「3ステップ」

普段私たちがスマホやパソコンでWebサイトを開くとき、裏側ではわずか数ミリ秒の間に以下のようなやり取りが行われています。

問い合わせ(使用者 → DNS)

あなたが ブラウザ に gazooo0-projectory.com( URL )を入力すると、あなたのパソコンはまずインターネット上にある プロバイダー ( ISP )の DNS サーバーへ「この ドメイン の IPアドレス は何ですか?」と質問を投げます。

翻訳・回答(DNS → パソコン)

質問を受け取った DNS サーバーは、世界中に張り巡らされた電話帳ネットワークを使って該当する IPアドレス を検索します。

IPアドレス を見つけたら、「100.30.52.10 です!」とパソコンに回答します。

※この仕組みを「名前解決」と呼びます。

③実際のアクセス(パソコン → Webサーバー)

IPアドレス が判明したパソコンは、迷うことなく 100.30.52.10 の場所にある Webサーバー へ通信しに行くことで、無事にWebページが表示されます。

ちょっと詳しく②:DNSサーバーには「2つの顔」がある

一言で「 DNS 」と言っても、実は役割と管理者が違う2種類のサーバーが連携して電話帳の役割を果たしています。

ここを知っておくと、ネットワークのトラブル時などに役立つと思います。

① キャッシュDNSサーバー(手元の案内係)

私たちが一番最初に問い合わせる DNS です。

過去に調べた IPアドレス の記録( キャッシュ )を一時的に保存しており、もし答えを知っていれば大元に聞かずにすぐ教えてくれます。

基本的には インターネットプロバイダ ( ISP )が管理しています。

② 権威DNSサーバー(大元の名簿管理人)

ドメイン の「正解データ」を持っている、世界で唯一のサーバーです。

キャッシュDNS が答えを知らない場合、最終的にこの名簿管理人のところまで聞きに行きます。

ドメインを取得した会社やレンタルサーバー会社が用意したサーバーを使います。

今回の例でいうと、サイトの運営者(株式会社がずねこ)が管理しています。

図にあるように、皆さんが ドメイン とサーバーを紐付けるために設定をいじるのは、② 権威DNSサーバー(大元の名簿管理人)の方です。

ここに情報を書き込むことで、世界中の プロバイダ の キャッシュDNSサーバー が、皆さんのサイトの IPアドレス を知ることができるようになります。

さらに深掘り:「DNSレコード」とその違い

Webサイトを運営したり、サーバーを設定したりする際、DNS の電話帳に「どのような形式で情報を書き込むか」を指定する必要があります。

この書き込みのルールのことを「DNSレコード」と呼びます。

代表的な3つのレコードを表で比較してみましょう。

レコード名役割・意味具体的な使われ方(例え)
Aレコード
(Address)
ドメイン を IPアドレス に結びつける、最も基本の書き方。gazooo0.com のWebサイトは、100.30.52.10 のサーバーにあります」と指定する。
MXレコード
(Mail Exchange)
そのドメイン宛てのメールの届け先となるサーバーを指定する。@gazooo0.com 宛てのメールは、Web用ではなくメール専用のサーバーに届けてね」と仕分ける。
CNAMEレコード
(Canonical Name)
ドメインの「別名( エイリアス )」を別の ドメイン に結びつける。www.gazooo0.com に来た人も、中身は gazooo0.com と同じだからそっちを見てね」と転送する。

ブログを開設するために 独自ドメイン と レンタルサーバー を紐付ける作業は、まさにこの「 Aレコード に、借りたサーバーの IPアドレス を登録する作業」のことなのですね。

実践編:ビジネスの現場で DNS を触るのはどんな時?

普段のインターネット利用で DNS を意識することはありませんが、Webサイトの運営者やシステムエンジニアにとっては、頻繁に設定をいじる超重要項目です。

例1:新しくWebサイトを立ち上げる時

ドメイン を取得し、 レンタルサーバー を契約しただけでは、Webサイトは表示されません。

ドメイン 取得サービスの管理画面を開いて、「 Aレコード 」にサーバーの IPアドレス を登録して初めて、世界中の人がアクセスできるようになります。

例2:サーバーのお引越しをする時

サイトへのアクセスが増えて、より高性能なサーバー(別の IPアドレス )へお引越しをしたとします。

この時、DNSの電話帳の記載を「新しい IPアドレス 」に書き換えないと、いつまで経っても古いサーバーへ案内されてしまいます。

※ DNS が世界中に書き換わって浸透するまでには、数時間〜最大72時間ほどかかることがあり、これを「 DNSのプロパゲーション(浸透待ち)」 と呼びます

まとめると

  • DNSは、文字( ドメイン )と数字( IPアドレス )を翻訳するインターネットの電話帳
  • 問い合わせて IPアドレス を割り出すことを 名前解決 と呼ぶ。
  • 用途に合わせて AレコードMXレコード などの書き方を使い分ける。

ほんやーく(語源)

DNS(Domain Name System)

Domain Name(ドメイン名) System(システム)。

その名の通り、ドメイン名を管理・処理するためのシステム全体を指します。

おつかれさまですにゃ~
読んでくれてありがとう~

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